こ類、にんじん、かぶ、ピーマンなど残り野菜があったら、それもせん切りにするか、小房に分けて入れてしまいましょう。ここで大事なのは、野菜を炒めるのではなく、바카라 꽁 머니でシャウエッセンを温めること。野菜は敷き詰めるだけです。塩少々と白ワイン大さじ２杯、アルコールが苦手な方は、塩とワインの代わりに顆粒コンソメ小さじ２分の１ほどと水大さじ２杯を全体にふり、好みの数のシャウエッセンを野菜の上にのせ、フタをして弱火にかけます。ポイントはきっちりフタをするのと、弱火の２点です。塩分によって敷き詰めた바카라 꽁 머니が引き出され、蒸気となって鍋の中を循環して、やさしくシャウエッセンを温めます。時々まぜて、野菜がすっかりやわらかくなり、シャウエッセンがぷっくりふくらんだら出来上がり。味をみて、塩味が足りなければ、塩・こしょうをふります。鍋に残っている水分とともに器に盛り、お好みでマスタードを添えます。野菜もたっぷりいただけて、芯まで温まったシャウエッセンをほおばれば、まさに「パリッ!!」という音とともに肉汁があふれます。ぜひお試しください。海外へ輸出も始まったシャウエッセン。世界中で「おいしい音」がはじけて、皆が笑顔になれますように。最近、食の世界でも「ＡＳＭＲ」という言葉が取り上げられることが増えてきました。この「エーエスエムアール」は訳すると「自律感覚絶頂反応」。なにかとてもむずかしい表現になってしまいますが、「主に聴覚への刺激によって心地良くなること」です。日本では２０１８年頃からSNSで使われはじめ、話題となりました。人気なのは「包丁で切る音」。リズミカルな響きが心地よいようです。そして同じように人気なのが「食べる時に出る咀嚼音」です。ここで私がまず思い浮かべたのはなんといってもシャウエッセン®！あの「パリッ!!」の音です。まさに「美味なるものには音がある」です。「ＡＳＭＲ」という言葉が存在しなかった40年前に、日本ハムはその音に着目し、味の良さはもちろんのこと、その食感と音の効果も重要視していたのです。まさに先見の明ですね。ゆでておいしいシャウエッセンですが、私のおすすめの料理法は、「ブレゼ」といわれる洋風蒸し煮です。フタがきっちりとしまる鍋かフライパンに大さじ１杯分の油かバターを入れます。そしてせん切りにした野菜を敷き詰めます。ソーセージと相性のいいキャベツがおすすめ。２人分で２５０～３００ｇはほしいですね。もし、冷蔵庫を開けてみて、玉ねぎ、きのIllustration／阿部真由美17 江上料理学院院長。料理研究家。フードコンサルタント。実家は佐賀県有田焼の窯元「香蘭社」。青山学院大学英文科卒業。パリのル・コルドン・ブルー料理学校卒業。世界60カ国余りを訪ね、家庭料理の研鑽を重ねる。フランスチーズ鑑評騎士の会東京支部理事長を務めるなど諸外国との関わりも深く、2002年フランスの農事功労章シュバリエを受章。2017年同オフィシエを受章。2015年１月、米農務省の「米国農産物貿易の殿堂入り」を果たし、ケネディ大使の表彰を受けた。外食産業や食品会社の顧問としてフードビジネス全体に携わる。2024年「食品産業功労賞」受賞。テレビや講演、雑誌などで幅広く活躍中。
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